ゆめにっきのファイル更新日時をもとに「円グラフっぽい散布図」を作りました。
このグラフを使って、ゲームが制作された時間帯を割り出してみます。
グラフの作り方
ゲーム内に含まれるファイル(マップ、画像、音声など)の更新日時を調べて、日時をもとに「1週間で一周する円」のうえへ点をプロットしていきます。
分析はゆめにっきの過去バージョンも含めて分析します。最新バージョンだけだと、過去のファイルが上書き更新されているため新しい作業の履歴しかわかりません。
ここでは、以下のバージョンを使って分析します。
更新日時を取得する際は、LZH書庫データのまま解凍せずに、タイムスタンプだけを取得するようにしました。(Python の lhafile というライブラリを使いました)。
集計結果のグラフ
プロットされた図がこちらです。
この円は、時計回りに 月・火・水… と時間が進んでいくイメージです。
青線は、日付が変わる 0:00 のタイミングです。そのため、青線どうしの中間が正午 (12:00) になります。
この図から、以下のようなことがいえそうです。
- 午後をまるごと使って作業していた
午後12時ごろに作業をはじめて、午前1時ごろまでには終えることが多かった? - 平日・休日に関係なく、同じスケジュールで作業していた
土日午後だけでなく、祝日でない平日午後に更新されているファイルもたくさんある。
この図とは別に分析した結果ですが、深夜~早朝の時間帯(1時半~6時頃)に作業しているのは、いずれもほとんどが8月末と9月のようです。
感想
ここからは私の勝手な感想と憶測です。
土日だけでなく平日にも多くの作業をしていることから、「9時17時で働きながら片手間でゆめにっきを作った」ということはなさそうだと思いました。
考えられる属性としては、大学生・自営業・無職・休職期間中 などでしょうか。
8月・9月あたりで深夜に作業しているのをみると、この時期は大学生の夏休み期間だったという推測もできます。しかし作品の肝の座り具合(?)からして20代の大学生が作ったような印象はないですし、なんとも言い難いところがあります。